JALカーゴサービスでは、ヒューマンファクターズに基づくエラー分析を体系的に実施することで、
不具合事象の「未然防⽌」と「再発防⽌」に取り組み、安全・品質の向上に努めています。

未然防止の取り組み

事故やトラブルの芽となるハザードを顕在化させるために、「ヒヤリハット事例」を⾃発的に報告する⽂化の醸成に取り組んでいます。
また、それらハザードを察知する⼒を養うための「危険予知トレーニング(KYT)」や「指差呼称」を励⾏しています。

再発防⽌の取り組み

発⽣した不具合事象について、ヒューマンファクターズから引き起こされる個⼈の要因や作業環境などの周囲の要因を分析する⼿法として、「SHELLモデル分析」を導⼊しています。これにより、ヒューマンエラー分析⼒の強化を図るとともに⼿順や作業環境などの是正を通して、ヒューマンファクターズの発⽣を防⽌しています。

安全・品質文化の醸成

「未然防止の取り組み」や「再発防止の取り組み」の概念と⼿法の実践を組織内に落とし込み、安全・品質の取り組みが正常に運⽤される⽂化を定着させることを⽬的として、各部⾨に「安全・品質キーパーソン」を設定しています。この「安全・品質キーパーソン」は、安全品質推進部とともに定期的な「リスクマネジメントワークショップ」でヒューマンファクターズを学び、得た知識を⾃組織へフィードバックし、その知識を知恵に変えて⾃組織で発⽣した不具合事象の要因分析や再発防⽌対策の策定をします。これらにより「安全・品質の⽬利き」として活躍しています。

安全に対する考え⽅・体制